派遣社員も適用!ストレスチェックって何?

派遣社員は、派遣先の指示の下で作業をしますが、就業時間が変わったりすることがあります。繁忙期などでは、長時間労働を要求されることがあります。短期的とはいえ、その間に従業員は疲労は溜まっていき、ストレスも蓄積されていきます。その影響により、自律神経の乱れや大きな病気に繋がる恐れも出てきます。また、作業に集中することが出来ずに労働中に怪我をしてしまうことも考えられます。しかし、仕事を成立させるためには時間の延長もやむを得ません。

そんなときに、各従業員のメンタルヘルスケアを行うのに役立つのがストレスチェックです。職場の環境の改善を通じて不調となることを未然に防ぐ他、メンタル不調の早期発見し、適切に対処する二次予防にも役立ちます。

法令で、常時50人以上扱う事業所には義務化されています。派遣社員の方は、派遣元の企業に実施義務があります。しかし、集団分析の必要性があるとなれば、派遣元・派遣先の2ヶ所で行うことが望ましいとされています。

そして、結果的に高ストレスと診断された場合は、本人の希望により産業医などによる面接指導を受けることとなります。

結果を分析し、その事業所の労働環境がどうなっているかがわかり、改善しなければいけないところは改善する処置を行うなど、企業での方針も変わっていき、働きやすい環境づくりにも繋がっていきます。

厳しい労働環境の仕事では、なかなか人材が定着しませんが、労働環境が変わることにより、人材確保・定着に結びついてきます。より良い企業にするためにも必ず実施しましょう。